顎関節症は、噛み合わせ、顎関節と中枢神経系との3つのバランスが崩れ、その結果、咀嚼筋そしゃくきん(特に外側翼突筋がいそくよくとつきん)と呼ばれる下顎を動かす最も重要な筋肉に障害が起こる病気です(右写真)。
その外側翼突筋に「こむら返り」に似た症状(不随意的な筋収縮・・・自分の意思に関係なく筋肉が収縮し続ける状態)がおこり、「口が開けづらい」「関節が痛い」「口を開けると音が鳴る」などの症状がおこります
顎関節症を放置したままにすると、肩こり、頭痛、めまいなどの全身へ影響がでてきます。症状が続くと自律神経系に障害がおこるようにもなります。
スプリントと呼ばれる、マウスピース型の装置を作製します。夜間寝ている間に装着していただくことで、無意識に力が入って噛み締めてしまうことによる顎関節と筋肉への負担を軽減します。